獣医さんに言われた通りに投薬しているのに、どうしても上手くいかない…!ネットの記事も参考にしてるのに…。
そんなふうに悩んでいる飼い主さんは、たくさんいます。
動物病院で投薬をお願いすることもできますが、1日に何回も動物病院に行くのは大変ですよね。
愛犬の投薬に悩んでいる方、できるだけ楽に投薬したい!と思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
まずは知っておこう!投薬時のポイント
絶好の投薬タイミングは「空腹時」
お腹が満たされていると、それだけで食いつきが悪くなります。
ただし、空腹状態では胃への負担になってしまう薬もあるので、ペコペコの状態はNGです。
犬の投薬は、適度にお腹が空いている「小腹が空いた状態」の時に行いましょう。
薬を隠していることを察知させない
薬を隠していることに気づくと、大好きなおやつでも決して口にしてくれません。
隠しているところは決して愛犬にみられないようにし、違和感を感じるような動きはしないようにしましょう。
また、隠すものは小さめに作ること。大きすぎると噛んでしまって、吐き出されてしまう可能性があるので、注意が必要です。
特別なご褒美だよ感を出そう
薬を何かに混ぜて与える時は「コレは特別なご褒美なんだよ」という雰囲気を出すこと。
美味しいものをくれるはずなのに、なぜか飼い主さんから張り詰めた雰囲気が漂っているのは変ですよね。
飼い主さんが緊張していると、犬は警戒して食べてくれなくなるので、とにかくリラックスを意識することが大切です。
薬の形状は変えない
粉薬やカプセルなど、動物病院で処方される薬には様々な形状があり、それぞれ目的に沿って工夫されています。
薬の効果が十分に発揮できるよう、薬はできるだけ処方されたままの状態で犬に飲ませるようにしましょう。
簡単な投薬方法をご紹介!
ここからは、犬の投薬で使える食材を紹介していきます。
どれも成功率が高い食材ばかりなので、愛犬の好みに合うものを選んでくださいね。
①投薬用おやつ
投薬用おやつは、その名の通り「動物に投薬をする目的で使用するおやつ」のことです。
中心には薬を入れるための穴が開いているタイプや、とろっとしたペーストタイプなど、多種多様。
甘くて美味しい香りがついているので、犬の嗜好性・与えやすさの面でもおすすめできます。
②カプセル
カプセルで薬の匂いや味をシャットダウンすることで、薬に気づかせないという方法です。
薬が口の中で貼り付いたり、喉に詰まったりしないように、カプセルはあらかじめ軽く湿らせておくこと。
犬用のふりかけをカプセルにかけてから与えると、更にスムーズに食べてくれますよ。
③チーズ
丸めたチーズの中に薬を入れて与えると、すんなり食べてくれることが多いです。
塩分が低く、かつ柔らかくて薬を包みやすいチーズとしては「マスカルポーネチーズ」がおすすめ!
なお、プロセスチーズは犬にとって塩分が高すぎるので、毎日の投薬には不向きです。
④納豆
納豆のネバネバを利用して、薬を絡めこみましょう。
ただし、薬の存在にバレて口から出されると掃除が大変ですし、口の周りが納豆くさくなるというデメリットもあります。
神経質な犬の場合は、カプセルに入れて薬のニオイを遮断してから与えるといいですよ。
⑤バナナ
バナナは甘みが強く、犬の嗜好性が良いフルーツです。
与える時はブロック状に切っておき、外から薬が見えないよう、しっかり中に押し込みましょう。
⑥ヨーグルト
スプーンですくった一口分のヨーグルトに、薬を混ぜて与えてみましょう。
ヨーグルトを犬にあげる時はスプーンを使うようにすると、普通にお皿で与えるよりも食いつきがアップします。
軽く舐められても薬が出てこないように、ヨーグルトは少し硬めの商品を選ぶと良いでしょう。
犬に不信感を与えないコツ
愛犬に不信感を感じさせないためには、適当な投薬は避けるべき。
警戒心が強い犬の場合、少しでも薬の苦みを感じると食べてくれなくなることがあります。
薬入りおやつと薬なしおやつを用意。与える順番が重要です!
まずは、薬入りおやつ1つと薬を入れていないおやつ3つを用意しましょう。
これらのおやつを愛犬に与える順番は「薬なし・薬入り・薬なし・薬なし」がベストです。
この順番なら、薬入りのおやつを食べて「ん?」と犬が違和感を感じたとしても、次のおやつが控えているので、チラチラと見せれば「ごくッ」と飲み込んでくれやすくなります。
愛犬に考える隙を与えないイメージで、薬入りおやつを与えた後は、すかさず薬なしのおやつを与えましょう。
何度か投薬に失敗している場合、犬も警戒しています。ぜひスムーズな与え方をマスターしておいてくださいね。
まとめ
ただでさえ体調が良くない時。何度も投薬を失敗してしまうと、お互いにヘトヘトになってしまいます。
特にアレルギーの治療は長期戦になることも多いので、できるだけ楽な投薬方法を見つけておくことが大切です。
今回ご紹介した方法を参考に、愛犬が喜んで食べられそうな食材を色々と考えてみてくださいね!