ニオイ対策のため、空気清浄機を設置しているおうちは多いと思います。
なかには飼い主さんの犬アレルギー対策のために置いている、という方もいるかもしれませんが、空気清浄機は愛犬のアトピー性皮膚炎を改善するのにも役立ちます。
今回は「空気清浄機」の重要性と選び方、愛犬のアレルギー対策におすすめの機種を紹介します。
アトピー性皮膚炎には清潔第一!掃除で生活環境を整えて
犬のアトピー性皮膚炎の主な原因は「ダニ」「ハウスダスト」「花粉」です。生活環境を清潔に保つことは、アレルギー治療の一環として重要です。
ただ、どんなにきれいに掃除をしてもアレルゲンを完全に除去することは不可能です。しかも掃除をすることで空気中にアレルゲンが舞い上がってしまいます。
そこで役に立つのが空気清浄機です。
空気清浄機内のフィルターはアレルゲンをキャッチし、きれいな空気を部屋に循環させてくれます。空気清浄機を導入して、お部屋の空気まで掃除してしまいましょう。
空気清浄機の選び方
とはいえ、空気清浄機にはたくさんの種類があり、様々な機能があります。さて、犬のアトピー性皮膚炎に適しているのはどんな機種でしょうか。
結論からいってしまうと、空気清浄機能以外でどんな機能を選ぶかは飼い主さん次第です。
せっかく置くならよりたくさんの役割を期待してしまいますが、価格が上がる、運転音が大きくなる、構造が複雑になり管理が大変になる、などのデメリットにつながる場合も。
機種選びのポイント
加湿機能…アトピー性皮膚炎の管理には保湿も有効です。加湿器がおうちにない場合は、加湿機能もついた機種を選べば1台で済むので、あまり家電類を増やしたくない!という方は加湿機能付きの空気清浄機を選びましょう。
フィルター…フィルターの目の細かさでキャッチできるアレルゲンも変わってきます。どのアレルゲンに対応している機種かは事前にチェックしておきましょう。脱臭機能もついていると嬉しいですね。
集塵方式…集塵方式は「ファン式」と「電気式」の2種類があります。一般的なのはファン式で、種類も多くリーズナブルな機種が多いです。
静音性…音に敏感なワンちゃんには大きな機械音がストレスになる場合も。運転音の大きさもチェックしておきましょう。電気集塵方式の機種は運転音が静かなので、寝室に置きたい場合におすすめです。
管理のしやすさ…ペットのいるおうちでは毛の問題もあり、フィルター掃除はこまめにする必要があります。フィルターが目詰まりしていては、運転効率は落ちてしまいます。通常は2週間に1回程度ですが、多頭飼いのおうちはもう少し頻度が増えるかも。
おすすめの空気清浄機3選
ここでは、おすすめの空気清浄機を3つご紹介します。
どれも人気が高く、愛犬のために購入する人も多いモデルなので、空気清浄機選びの参考にしてみてくださいね。
Panasonic ナノイー 加湿空気清浄機 F-VXT70
加湿機能がパワフルで、ハウスダストだけでなく花粉、カビも抑制。
「ナノイー X」搭載で、日本アトピー協会推薦品としても認定されています。プレフィルターは2週間に1回ほど掃除が必要ですが、水洗いできるので手間が少ないのは嬉しいですね。
SHARP プラズマクラスター 加湿空気清浄機 KI-NX75
業界トップクラスの大容量加湿が特徴で、高い吸引力で遠くのホコリも吸い取れます。
自動掃除機能と静音性も魅力的。ゴミ捨て目安は約半年に1回でよく、フィルター掃除は自動掃除機能だけでは取り除ききれない場合のみで大丈夫ですよ。
DAIKIN 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70X
ストリーマ技術で花粉、ハウスダスト、カビを分解、除去してくれます。
脱臭フィルターでニオイを吸着し分解するため、脱臭機能の高さも魅力です。プレフィルターは2週間に1回ほど掃除が必要で、水洗いもできます。
空気清浄機が有効なのは環境性のアレルギーのみ
アトピー性皮膚炎と食物アレルギーは併発していることが多いので全く改善できないことはないですが、食物アレルギーの改善にはあくまで食事療法が必要です。
まとめ
今回は愛犬のアレルギー改善に役立つ「空気清浄機」について、選び方のポイントやおすすめ商品を紹介しました。
アトピー性皮膚炎との戦いは長丁場です。飼い主さんだけで無理をせず、便利な機械の力も借りながら上手に付き合っていきましょう。
今回の記事をぜひ参考にしていただき、愛犬にとって快適なおうち環境を整えてあげてくださいね!