魚を使ったフードやおやつはたくさんあるので、興味を持っている飼い主さんも多いと思います。
そこで今回は、犬に魚を与えるメリットやアレルギーとの関係性、選ぶべき魚の種類や与える際の注意点を紹介します。
犬の約40%は食物アレルギーの可能性がある
意外に思うかもしれませんが、犬は食物アレルギーを持っている可能性が高い動物です。
特に最近は食物アレルギーを持った犬の割合が徐々に増えており、昔よりも多くの犬たちがアレルギー症状に苦しんでいます。
なお、犬がアレルギーを起こしやすい食べ物としては、牛肉・乳製品・小麦・仔羊肉・鶏肉・鶏卵・大豆・とうもろこしなどが挙げられます。
アレルギー体質の犬も魚にはアレルギーを起こしにくい
上の表をみて「あれ?魚は入ってないんだ…」と思ったあなた。
そう、数ある食材のなかでも、魚は犬がアレルギーを起こしにくい食材であることが分かっているんです。
魚がアレルギーの原因になりにくい理由はまだ分かっていませんが、食物アレルギーの犬にとって「魚」は安心して食べられる食材です。
魚は皮膚・被毛の健康をサポートしてくれる
魚はアレルギーを起こしにくいだけではなく、アレルギーによる皮膚の炎症を緩和してくれる効果も期待できます。
その理由は、魚に含まれるフィッシュコラーゲン、アスタキサンチン、ガンマリノレン酸、DHA&EPAなどの成分が関係しています。
これらの成分には皮膚や被毛の健康をサポートしてくれる作用があり、アレルギーによる皮膚の炎症に悩む愛犬に最適!
▼オメガ脂肪酸について詳しく知りたい方はこちらもチェック
犬のアレルギー対策には「青魚」か「マグロ」がおすすめ
ひとくちに魚といっても、白身魚や赤身魚、青魚など種類はさまざま。
魚は全般的にアレルギーを起こしにくい食材ですが、アレルギー緩和を目的に摂取するなら「青魚」か「マグロ」がおすすめです。
アレルギー症状の緩和作用がある「DHA・EPA」は魚の種類によって量が違う
魚に含まれるDHA・EPAには、アレルギー反応を促進させる酵素「シクロオキシゲナーゼ」を阻害する働きがあります。
ただし、DHA・EPAは魚によって含有量が違うので、より多くのDHA・EPAが含まれている魚を与えるのがアレルギー改善の近道。
つまり、愛犬に魚を与える際は、DHA・EPAを多く含む種類を選ぶと、より効率的にアレルギー対策ができるというわけです。
魚別・「DHA・EPA」を調べてみた
犬のフードやおやつに使われている魚のうち、DHA・EPAの含有量が多いのは「マグロ、イワシ、サーモン」あたり。
そこで、生の状態のDHA・EPAの含有量を以下にまとめてみました。
イワシ…DHA:1300mg EPA:1100mg
サーモン…DHA:730mg EPA:350mg
これをみると、マグロがもっとも栄養価が高いことが分かりますね。
犬に魚を与える時に注意したい3つのポイント
魚には皮膚・被毛の健康をサポートする効果が期待できますが、与える際は注意するポイントがあります。
スーパーなどで買った魚を愛犬に与える時は、以下の3点を注意しましょう。
食中毒
私たち人間と同じように、犬も腐った食べ物を食べると体調を崩します。
犬は強い胃酸を持っているので、人間ほど腐ったものへの抵抗力は低くありませんが、子犬やシニア犬は要注意。
温かい時期は魚が傷みやすく、食中毒のリスクが高まるので、特に気をつけましょう。
骨の誤飲
犬に魚を与える際、意外と多いトラブルが骨の誤飲です。
魚の鋭い骨は喉や食道に刺さってしまう可能性があり、のどの違和感から食欲不振やえづくような仕草を見せることも。
愛犬に魚を与える時は、太い骨などが残っていないかチェックするようにしましょう。
アニサキスの寄生
アニサキスとは、魚の内臓や肉に寄生する虫のことで、ひどい腹痛や嘔吐を引き起こします。
加熱したり、冷凍したりすれば死滅するので問題はありませんが、生きたまま飲み込んでしまうと腸や胃に穴を空けてしまうことも。
ちなみに、アニサキスは放っておいても体外へ排出されることはないので、内視鏡による摘出手術が必要です。
まずはドライフードで手軽に取り入れてみよう
そんな時は、魚を使用したドライフードから試してみてはいかがでしょうか?
魚系おすすめドッグフードをご紹介!
エッセンシャルドッグフード
原料の質 | 栄養バランス | 添加物 | アレルギー対策 | コスト |
- お魚フードの決定版!原料の77%が魚
- スーパーフード「アサイー」や「朝鮮ニンジン」を配合
- グレインフリーなので穀物アレルギーの犬もOK
エッセンシャルドッグフードは、原料の77%に魚を使用した珍しいフードです。
鶏肉や穀物など、犬がアレルギーを起こしやすいといわれる原料はいっさい入っていません。
検査はしていないけどアレルギーかも?と疑いがある場合におすすめですよ。
ブリスミックス「サーモン」
原料の質 | 栄養バランス | 添加物 | アレルギー対策 | コスト |
- フレッシュサーモンとドライ魚肉使用
- お口の状態を整える 口腔内善玉菌 K12 を配合
- アガリクス茸・乳酸菌 EF2001で免疫力アップも期待できる
ブリスミックス「サーモン」は、新鮮なサーモンが主原料のドッグフードです。
口臭を抑える善玉菌・免疫力アップに役立つアガリクス茸・関節サポート成分など、多種多様な機能性成分あり。
原料の質やこだわりという面では1位・2位に及びませんが、圧倒的な「コスパの良さ」がブリスミックスの魅力です。
国産ドッグフード「おさかな」
- 焼津産かつお節・まぐろ・かつおの生肉使用
- ノンオイルコーティングで添加物アレルギーにも配慮
- 犬のアレルギーを起こしやすい物質を徹底排除
国産ドックフード【おさかな】 は、人用の刺身カツオ・マグロをたっぷり使用した国産フード。
100年以上の実績を持つ老舗かつお節メーカーが製造しているので、かなりの安心感があります。
機械設備には、専門知識を持つ外部スタッフの意見を取り入れるなど、アレルギーへの配慮が素敵です。
>>国産ドックフード【おさかな】 の公式サイト
犬と魚まとめ
魚はアレルギー反応が起きにくいだけではなく、アレルギー症状を抑える効果も期待できます。
皮膚や被毛のサポートも維持してくれる効果もあるので、アレルギー持ちの犬はもちろん、健康な犬にもメリットが多い食材といえます。
ぜひ毎日の食事や特別な日のトッピングに魚を取り入れて、愛犬の健康をサポートしてあげてくださいね。