耳がかゆい=外耳炎かも。アレルギーと併発しやすい外耳炎の特徴と治療方法を紹介

愛犬がしきりに後ろ足で耳のあたりを掻いたり、頭を振ったりして、耳を気にしている様子はありませんか?

あまり知られていないのですが、実は外耳炎の一番多い原因は「アトピーや食物アレルギーなどのアレルギー疾患」なんです。

今回は、アレルギーを原因とする外耳炎の症状や治療法、覚えておきたいポイントについて解説します。

 

外耳炎の原因で1番多いのは「アレルギー」

外耳炎の原因で1番多いのは「アレルギー」です。

アレルギーの中でも、花粉やハウスダストなどの環境中のアレルゲンによって引き起こされる「アトピー」とフードに含まれるアレルゲンによって引き起こされる「食物アレルギー」は外耳炎の原因になりやすいといわれています。

この2つのアレルギーは併発しやすく、両方患っている場合は治療も複雑。

耳と皮膚は深く関係していて、慢性的な外耳炎を起こしている犬の75%がアトピー性皮膚炎も発症しているというデータもあります。

 

アレルギーによる外耳炎の症状

もやもや
・後ろ足で耳や、首をしきりに掻く
・頭を振る
・耳を床などに擦り付ける
・耳の中が赤い、腫れている
・耳の中が匂う
・茶、黒、黄色い耳垢が多い
・耳だれや膿が出ている
・耳を触られるのを嫌がる

 

 
さちかわ
もし愛犬にこのような症状がみられたら、すでに外耳炎を起こしている可能性があります。
 

アレルギーによる外耳炎の治療法は?

アレルギーによる外耳炎の治療法は、主に以下の4つです。

 

検査

重症度の判断、治療方針の選定のために、耳垢をとって菌の種類や多さを調べます。

あまりにも炎症がひどい場合や、これまでに抗生物質を治療で長く使用している場合は、最初から外部検査機関の細菌培養や薬剤感受性試験を受けることもあります。

 

洗浄

耳専用の洗浄液を使い耳腔内を洗浄します。外耳炎の治療の中でも洗浄をして耳を清潔に保つことは、細菌感染を防ぐ意味でとても重要になります。

また、耳が汚れている状態で点耳薬を使用しても、効果が思うように発揮されません。洗浄は自宅でも行うことがほとんどで、治療が終了した後も予防のため継続します。

投薬

炎症を抑えるための抗生物質や、痒みや腫れを抑えるためのステロイド剤などを使用します。

点耳薬や内服薬が処方されるのが一般的ですが、場合によっては注射を行うことも。

 

アレルギーへの対処

上記3つの治療に加え、原因となっているアレルギーにも対処をしていきます。

食物アレルギーであればフードを低アレルゲンの療法食に切り替える、環境アレルギーであれば取り除けるアレルゲンは取り除いて、アレルギーが起きないようにします。

症状が再発してしまうのを防ぐため、アレルギーへの対処は治療後もずっと続けていきましょう。

アレルゲンを特定するための検査や、療法食については当サイトの別の記事でも詳しく解説していますので、よければ参考にしてみてください。

 

外耳炎は早期治療が必要

外耳炎を放置し症状が進行すると、耳たぶに血や漿液がたまる耳血腫を併発したり、炎症が鼓膜の奥にまで広がり内耳炎になってしまうこともあります。

また、症状が改善したからといって、途中で投薬をやめてしまうのはNG。

中途半端な抗生剤の使用は耐性菌が発生する原因になり、治療が更に長引くことになりかねません。

 

獣医師の指示のもと、正しいケアを

なお、ステロイド剤は急に止めたりせず、徐々に量を減らしていく必要があります。

アレルギー性の外耳炎は再発を繰り返すことが多く、治療が長期化したり、完治が難しい場合も多々あるのが現状です。

ケアの方法や使用する洗浄液、療法食の選び方はかかりつけの獣医師に確認のうえ、適切な治療を受けるようにしましょう。

 

 
さちかわ
外耳炎の予防では、耳洗浄など定期的なケアで清潔を保ったり、食事を療法食に切り替えることがなにより大切ですよ。
 

まとめ

アレルギー性の外耳炎は体の内側と外側、両方から対処していく必要があり、長期戦となることが多いです。

治療やアレルギーの管理、予防のためのケアをきちんと行ったとしても、それだけの改善が見られないと感じることもあるかもしれません。

ですが、痒みは犬にとって大きなストレス。愛犬の苦痛を少しでも和らげてあげるためにも、根気強く取り組んでいきましょうね。

 

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