ひとくちにペット保険といっても、補償内容や保険料はそれぞれ違いますよね。
安いにこしたことはないし…と安価なペット保険を選びたくなる気持ちは分かりますが、それちょっと待って!
そのペット保険が他社に比べて保険料を抑えられるのは、れっきとした理由があるから。
後になって「よく確認すれば良かった!」と後悔しないためにも、ペット保険選びは慎重に行いましょう。
本記事では、ペット保険の仕組みと保険料の関係性、ペット保険を選ぶ時の大切なポイントを紹介します。
目次
ペット保険は1年ごとに契約を更新するシステム
すべてのペット保険は、掛け捨て型& 1年ごとに更新する仕組みです。
人の保険にはコツコツ積み立てるタイプ「貯蓄型」 なんかもありますが、ペット保険にはありません。
掛け捨て型の保険には、主に以下のようなメリット・デメリットがあります。
掛け捨て型は補償に特化しているので、保険料が安いわりに手厚い補償が受けられます。
貯蓄型(つみたてタイプ)のように長期で契約が縛られることもなく、別の保険商品に気軽に乗り換えられるのもメリット。
ただ、解約したり、満期を迎えても、解約返戻金や満期金はいっさい戻ってこないのが、掛け捨て型の保険。
つまり、毎月お安い保険料をかけて手厚い補償を受けようというのが、ペット保険なのですね。
保険会社によっては契約更新時に免責を増やしてくることも
ペット保険の場合、1年ごとに更新があります。
更新時には、愛犬・愛猫の年齢に応じた値上げをしたり、 更新をストップするなどの調整を行います。
商品によっては、 亡くなるまで加入ができるもの(一生涯補償・終身など)やずっと同じ保険料のものもあります。
保険会社も企業ですから、調整自体が入ることは当然。でも、 なかには更新するタイミングで、あからさまに免責を増やしてくる会社も…。
「使用回数の上限に達した病気・怪我は免責追加」というペット保険も
例えば、前年度に皮膚の痒みや湿疹などで多く病院にかかっているとしますよね。
すると、次年度から「皮膚疾患は補償対象外」などの免責がついて、 保険金が下りなくなってしまうペット保険もあるのです。
更新ごとに免責が増えてしまうと、 ペット保険を使える機会はどんどんなくなってしまいます。
どんなに月々の保険料が安かったとしても、 使えなければムダな出費でしかありませんから、これでは馬鹿馬鹿しいです。
「飼い主の故意」 などといって保険金を支払わないトラブルまで
免責が増える場合は、ペット保険会社から「免責を増やした旨」 が書類や電話で伝えられる決まりです。
そのため、更新条件に納得できない時はその保険を解約し、
ですが、問題なのは「免責事項にないのに、ケガや病気の治療後に保険金が下りない」パターン。
ほとんどのペット保険は後で請求するシステムをとっているので、動物
なのに、いざ保険金を請求してみると、保険会社から「飼い主の不注意・ 故意のため、対応不可」といわれて、保険金が下りなかった…。
信じられないかもしれませんが、実際こんなことが起こりうるんですね。
特に、異物誤飲や骨折はこうしたトラブルが起きやすく、 後になってペット保険会社と揉めるケースも多々あります。
確かに不注意はあるかもしれませんが、 まだ若く活発なペットは少し目を離したスキにやってしまうので、 完璧に防ぐことは難しいもの。
大切な家族と思っているからこそ保険に加入しているのに使
この記事を見てくれている方には、絶対にそんな悲しい思いをさせたくありません…!
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ペット保険を選ぶ時のポイント
いざという時に保険金が下りないペット保険なら、
一概にはいえませんが、 補償内容がよいにもかかわらず、保険料が圧倒的に安いペット 保険には注意してください。
他社に比べて保険料がやけに安いペット保険は、更新時にたくさんの免責事項がついたり、翌年の更新自体を断られるケースが多いです。
免責追加や更新不可のケースについては、公式サイトに必ず記載があるはずなので、必ずチェックするようにしましょう。
公式サイトを隅から隅までチェックしよう
また、どのペット保険に入るか迷ったら、 まずは公式サイトをじっくりみて、保険会社の雰囲気をイメージすること。
サイトの構成がわかりやすかったり、
ペット保険の口コミや評判を調べる時には、 いい評判よりも、むしろ悪い口コミの内容に注目してください。
「更新時に免責を増やされた」「理由をつけて支払われなかった」「保険金の振込が遅い」などの口コミがある会社は、要注意ですよ。
まとめ
ペット保険は、大切な家族のためのお守りです。
安さも大事な検討材料ではありますが、いざという時に本当に役立つペット保険でなければ、入っている意味はありません。
安いペット保険の罠にはまらないよう、契約前は念入りなリサーチをして情報を集めておくようにしてくださいね。
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